日本残像

写真で見る幕末、明治

日本残像
漆塗り蒔絵アルバム表紙

本展では、本学附属図書館が所蔵しております貴重なコレクションの中 から、選りすぐった幕末・明治期の古写真約200点を展示し、約100年前の近代日本形成期の諸相を写真に残された全国各地の風景・風俗・人物等を中心に”目で見る歴史”として紹介します。
 これらは、わが国に最初に本格的写真技術をもたらした、F. ベアトの作品十数点を始めとする我が国揺籃期の写真師の作品から、「横浜写真」の名で知られる外国人観光客向けの土産物として作られた絢爛豪華な漆塗り蒔絵アルバムに至るまでの作品群を一堂に集め紹介するものであります。
 わが国が本格的に海外に向けその門戸を開き、近代化への第一歩を踏み出した時代をそのまま画像として捕らえたこれらの写真は、現代の私たちの目にも新鮮なものとして映るものと存じます。


目次


本展示会は、平成10年1月29日から2月2日まで、東京国際フォーラムで開催されたものです。